研究

法医学は幅広い領域を対象とする分野ですが、この教室は死因究明を中心にすえた研究を行っています。

「死」を医学的に取り扱う唯一の分野として、人はなぜ死ぬのかを原点に、殺人を含めた外因死についてもその不幸な死を防ぐ研究に従事しています。「不幸な死を防ぐ研究」にあなたもチャレンジしてみませんか？

現在、教室で稼働している主な研究テーマは次のとおりです。

WETな実験研究

・熱中症死、凍死等環境による死亡の死亡機序解明

・アルコールによる sCD14 関連自然免疫破綻のオーミクス：飲酒者の感染死を予防する

・脳梗塞の予後進展に及ぼす性差及びオキシトシンの影響

・脳内分子可視化による新たな病因分子診断法の開発

・iPS 細胞を用いた致死的不整脈の死後診断の試み

・自律神経不全死の体内分子機構の解明とその予防

・死亡例におけるインフルエンザウィルスの有無とその潜伏における TRIM の役割

・エピジェネティックな変化が心筋細胞死をもたらすか

・法医メタゲノム解析研究

・突然死ゲノム解析

DRYな調査研究

・小児における外因死の実態解析と予防策の検討

・自殺完遂例における実態解析と予防策の検討

・熱中症死の実態解析と予防策の検討

・他為による死亡の実態解析から予防策の検討

・死因究明における解剖調査の意義

・死後研究の法整備

・死因究明の法制度研究